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k-coの独り言

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2008年 06月 25日

今の私


私、死にたいと思ったことが一回だけあるんよ。

この私がよ。
信じられへんやろ?

あの頃・・・・・

中学を卒業して就職し、定時制高校に通い始めてから
疲れるだけの生活を送っていた。
ただ毎日をコツコツ、コツコツと意味なく生きていた。
そんな生活を送り始めて2年が経った頃、急に何もかもが嫌になって
逃げ出してしまいたくなった。

その日もいつもと変わりなく家を出て、職場に行き学校へと通い
そして校門を出てから、帰路についた。ところが、
違ったのは電車に乗らず、いつもの駅を通り過ぎてひたすら歩いていたこと。
音も耳に入らず、景色も目に入らず歩いた。
そこがどこなのかはどうでも良かった。
とにかくどこかへ行ってしまいたくなった、いつもの場所から違うところへ
逃げたかった、その一心やった。
どれくらい歩いたかなんか気にならない、足の痛みも感じない。
頭の中はからっぽやった。

街の明かりは遠くなって、人の姿も消えていって、時々車が通るだけ。
なんかこの世には自分しかおらへんような・・・そんな感じかな。
そのうち空が白んできて回りの景色が薄っすらと見えてきた。
始めてそこがどこなんかわかったのは、すぐ側が海やったこと。
人も車もないから、波の音だけが聞こえていた。

「このまま海に入っていったら死ねるかな?泳がれへんしちょうどええわ。」

今までの色んなことを思い出したら涙が出てきた。
何でこんなになってしもうたんやろ?
貧乏やし、親同士の喧嘩はしょっちゅうのことやし、何をやってもうまいこといかんし、
最低の人生や。
ずっとこんな生活から抜け出されへんのやったら、死んだ方がええかも知れん。
世の中はせっしょうや、誰も助けてはくれへん。
そんなことをあれやこれやと、考えて波をずっと見てた。


けど

なんやろ・・・・ホンマに綺麗な話で悪いけど、
その時私、空を見たんよ。
そしたらね、ものすごい大きくて綺麗な朝日が昇るのを見たんよ。
西の方はまだ星とかが残ってても、東の方から遠慮なく太陽が昇ってきた。
それ見て、感激したわ。
そしたらこれが最後や・・・て、思わなくなったんよ。
不思議やった。
すぐさっきまで死にたいと思ってたことを、瞬間に忘れてた。

「わ~!キレイや~!」

いつも変わりない、つまらん人生やと思ってたけど、違うと思ったんよ。
こんな綺麗なものが明日はもっと綺麗かも知れへん。
太陽も自分が必要やとわかって昇るんや。
毎日同じように昇ってても、今日より明日、明日より明後日て、一生懸命や。
それやったら見るほうも、ちゃんと見てあげんとあかん、
ちゃんと生きて、一生懸命見よう。て思った。
ひょっとしたら、私を必要やと思うことがあるかも知れん。
こんな綺麗な景色・・・・
これからもずっと色々綺麗なものが見れるんやったら、見たい!そう思った。

生きていくことを決心した途端、死ぬことが急に怖くなってきた。
おまけに、足がめちゃくちゃ痛くなってきて
これが生きてる証しなんや・・・としみじみ思ったりして。

「あほなことしてんと、家帰ろう・・・」
帰りは電車に乗って帰った。
だって、足が痛くてもうこれ以上歩かれへんもん。

帰りの電車の中でうずいた足をもみながら反省した。
生きていくって大変や。
けど、何もないのも面白くないな。
生きていくからには、色んなことをいっぱい乗り越えていかなあかん。
みんなそうやって頑張ってはるんや、私だけ逃げたらあかんよな。
頑張ってたら、絶対にええことあるよ、辛いことを乗り越えたら、ええことが必ずあるわ。
家に帰ったら、親にメチャクチャどやされた。
これも試練や・・・と思って謝りまくった。
けど、よう考えたらすごい心配かけてたんや。
もうちょっとで警察のお世話になるとこやった。
親は姉がしょっちゅう家出をしてて、あげくに事故で死なせてしまったから
余計に不安でしょうがなかったらしい。
尋常じゃないくらい親が怖いと久々に思った。

貧乏でもなんでも、死んだら終わり。
楽しいこととか、嬉しいこととか、何も知らんと死ぬのはもったいない。
そら嫌なことも辛いこともいっぱいある。
人間は生まれた瞬間から死に向かってるていうくらいやから、せめてそれまでに
色んなことを見て、聞いて経験するのもええんと違う?

あれからの私もそらぁ色々あったよ。
19歳で出来ちゃった結婚して、その時の子供は流産したし、
その後2人子供生んだけど、結局離婚して・・・
一人で家を出る羽目になって、昼も夜も一生懸命働いた。
泣くこともいっぱいあった。
けど、おかげで良いこともいっぱいあったよ。
仕事に恵まれ、人間関係にも恵まれ、楽しく生きてる。


最近は、テレビをつけたら毎日誰かの命が消えていく。
残念でしょうがない。何でよ?
せっかく与えられた命を誰にも奪う権利はないし、無駄にしたらあかんのよ。
大事にしようよ、それが何ものにも変えられへん
一番の宝物なんよ!!

あの時、綺麗な朝日を見たこと忘れてないよ。
もっと綺麗なものを見たいし、美味しいものを食べたいし、楽しいこともしたいから
私は今日も一生懸命に生きてる。
生きてることで、何一つ無駄なことはないんよ。
生きてる限り、絶対に良いことがあると信じてる。
絶対、あるよ。
だから諦めたらあかんのよ。
こんな世の中や・・・と思うかも知れへんけど、
まだまだ捨てたもんと違うよ。


みんなで、おもしろおかしく生きていけたらいいやん。
みんなで一緒に幸せになろうよ。




今の私があるのは、

生きるという望みを捨てさせなかった、あの時の朝日と

みなさんのおかげです。



どうもありがとう   (^^)V

by lucky-powder | 2008-06-25 12:48 | ノスタルジー | Comments(0)


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